その手をはなしてごらん!
あなたは、何にしがみついているのだろう?
確かなものなどない、この変化と無常の世界で、
何にしがみつけるというのだろう?
あなたがそんなにも辛くて苦しい思いをしているのは、
ありもしない幻を必死につかもうとして、
強く手を握りしめているせいではないのか?
手をひらいて、つかもうとするのをやめてみたら、
本当は、大丈夫なのではないか?
まるで底なしの暗い淵に見える足元のそれは、
底が見えないだけで、ただの浅瀬に過ぎないのではないか?
あきらめて手をはなしたら、きっとそれがわかるだろう。
それまではきっと、それがわからないだろう。
そこがただの浅瀬だと思い出したのなら、
あなたはまた無邪気に笑って遊び始めるに違いない。
それでもまだ、
何かをつかんで上に行きたくなることもあるだろう。
けれど、もう、
あなたは水に落ちることを恐れたりはしないはずだ。
なぜなら、それは、
ただの水遊びに過ぎないとわかったからだ。
だから、辛い時には、苦しい時には、
あなたはいつでも素直に手をはなせるようになるだろう。
なぜなら、それは、
ただの水遊びに過ぎないとわかったからだ。
思い出しなさい。
あなたの足元には、いつでも、
生命(いのち)の川が優しく流れているのだいうことを。
何かにしがみつくのに疲れ果ててしまったあなたが、
何度、惨めに水に落ちてしまっても、
川は優しく受け止めてくれるだろう。
時には、そんなあなたを見て誰かが笑うかもしれない。
けれど、それはあなたを侮辱して笑うのではない。
彼らはただ、その様子が愉快で楽しいから笑うのだ。
そんな時には、あなたもただ、
彼らと一緒になって笑い転げればいい。
あなたがたは、
浅瀬で遊んでいることを忘れてしまった、
幼い子供たちだ。
ありもしない底なしの暗い淵に落ちることを、
いつの間にか無邪気に信じて恐れている、
幼い子供たちだ。
それを思い出したのなら、素直にその手をはなしなさい。
必死に何かにしがみつこうとするのを、やめなさい。
疲れたのなら、素直に水の中に落ちてみたらいい。
そして生命(いのち)の流れに優しく身をゆだね、
疲れた体を浮かべて、好きなだけ休息すればいい。
目をつむり、静かに耳を澄ませてみれば、
はしゃぎ続ける他の子供たちの笑い声の向こうには、
ただ、安らぎと静寂だけが、
どこまでも優しく広がっていることを思い出すだろう。
大丈夫。
夢中で水遊びをしている子供たちには、
本当は、何も怖いものなどないのだから。
そして、どんな時でも、
生命(いのち)の川は、
優しくあなたを受け止めてくれるのだから。
だからほら、
思いきって、
今度こそ、
その手をはなしてごらん!
さあ、早く!
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コメント
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- コメント (1)
ヨシツグさま
読み返しました。
とても気持ちが楽になりました。
手を離すときは恐ろしいかもしれないけれど、手を離したときに、恐れは私が作り出した幻想だったと気がつくのでしょう。
仕事で大きなスキャンダルをおこしてしまい、必死で挽回しようと頑張っていました。
傷ついていないように振舞って。
強い自分に、しがみついていました。
昨日、仕事を少し休むことに決めたところでした。
体が疲れていたのと、挽回ではなくて、本当にしたいことを思い出すために。
ダメになったと言われても、負けたと言われても、いいかと思いました。
ありがとうございました。