鏡(投影)の法則の秘密
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※ 音声が小さくて聞き取りづらい時は、静かな場所でイヤフォンやヘッドフォンをつかってご視聴くだ さい。
概要
■鏡(投影)の法則とは?
自己啓発や心理学、スピリチュアル(精神世界)の分野などで、よく【鏡の法則】や【投影の法則】といったようなことが言われています。
私も今までこのブログ上で【人は鏡】というようなメッセージを繰り返し繰り返しお伝えしてきました。
これは、ざっくり言ってしまうと、
「他者とは、あなたの心を映し出す鏡のような存在です。だから、あなたの心が変わることで、あなたに対する相手の言動や態度も自然と変わってくるものですよ」
ということです。
こういったメッセージ自体は最近いろいろな人が発信していますし、今ではそれほど珍しいものではありません。
たぶん、あなたも一度くらいはどこかで聞いたことがあるはずです。
ただ、問題なのは、このことを本当に理解した上で実際の恋愛や人間関係に活用できている人はとても少ない、ということです。
たいていの人は、この法則を自分に都合よく曲解しています。
たとえば、
「わかりました! 私が笑顔になれば、相手も笑顔になるってことですね! じゃあ、私が彼のことをもっと好きになれば、今はそっけない彼も私のことを好きになってくれるんですよね?」
というような、大きな誤解をされている方が、本当に後を絶たないのです。
これは一見、いかにも的確な言葉のように思えますが、実際には非常に危険な考え方です。
さて、それでは、この方の言っていることのどこがまずいのでしょうか?
これがわかる人は、本当の意味で鏡(投影)の法則を理解しています。
ですが、もしも、さっぱりわからないという場合は・・・この機会に、もう一度おさらいしておきましょう。
■鏡(投影)の法則の秘密!
多くの人がほとんど気づかずに見過ごしてしまう「鏡(投影)の法則の秘密」、それは・・・
【鏡に映っていること(あなたに対する相手の言動や態度)が正しくて、あなたがこうだと思っていたことの方が、実は間違っている】
ということです。
これはまた、別の言い方をすると、
【他者という鏡に映るのは、あなたの意識(または顕在意識)ではなく、あなたの無意識(または潜在意識)である】
ということだったりもします。
※ 以降、この記事では「意識」=「顕在意識」、「無意識」=「潜在意識」のことだと思ってお読みください。
どういうことかと言うと・・・
まずは、もう一度、さっきの勘違いさんの言葉を思い出してみてください。
「わかりました! 私が笑顔になれば、相手も笑顔になるってことですね! じゃあ、私が彼のことをもっと好きになれば、今はそっけない彼も私のことを好きになってくれるんですよね?」
彼女はこの時、彼の態度をそっけないと感じている訳ですが・・・何を隠そう、それこそが、彼女の彼に対する本心(無意識で思っていること)だったりするのです!
もちろん、彼女にそんな自覚はありません。
だから【無意識】と呼ばれているのです。
ですから本当は、この彼女は、「あ、てことは、私も今、彼に対して知らず知らずのうちにそっけない態度を取ってしまっているのね!」と気づかないといけないのです。
この【知らず知らずのうちに(つまり無意識的に)】というところが、超重要です。
彼女は意識的には、もちろん彼のことを「大好き!」と思っている訳ですが、実は無意識的には、彼女に対してそっけない態度を取る今の彼のことをあまり好きではない状態だったりするのです。
だから、そのことに全く気づいていない彼女が彼に対して「好きよ! 好きよ!」と熱烈に迫ってみても、彼はますますそっけなくなってしまうのです。
何しろ彼女は、意識的には彼に対して好意を示しているつもりでいても、無意識的には彼にそっけない態度を取り続けている訳ですから・・・
とは言え、
「何だか、わかるようなわからないようなお話で、今ひとつピンと来ません(泣)!」
という方も多いことでしょう。
そんな人たちのために、私がよくお話しているたとえ話があります。
ちなみに、動画の中でも言いましたが、これは私の悲しい実話だったりします・・・
■カッコいいはずなのにカッコわるかった靴のお話
以前、「今持っているあの服にきっと似合うぞ!」と期待してお洒落用の靴を買ったことがあるのですが、いざ実際に家でその服と合わせてみると・・・これがもう全然、似合わなかったのです(泣)
それなりの値段がする靴だったのですが、やっぱりどう頑張って合わせてみても似合わないので、結局、その靴は作業用にしてしまったという非常に苦い経験があります。
「きっとカッコいいはず!」という私の勝手な思い込みが、鏡に映った実際のダサさの前にあえなく玉砕してしまったというお話なのですが・・・
もしもそこで私が悔しがって、
「そんなはずはない! この靴は絶対にカッコいいはずなんだ! 高いお金を出して買ったのに、今さら似合わないなんてありえない! 俺は間違ってない、鏡に映っている方が間違っているんだ! 絶対に諦めるもんか、もっとカッコよくなれ〜、もっとカッコよくなれ〜!」
と鏡に念を送ってみたところで、当然、どうにもなりません。
いくら頑張ってみても、ただ滑稽なだけですよね?
【鏡に映っていることの方が正しくて、あなたがこうだと思っていたことの方が、実は間違っている】
本物の鏡ならば、人はこのことを当たり前のように受け入れて、自分の勝手な思い込みの方をすぐに修正します。
ですが、相手が本物の人間になってしまうと、とたんにみんなこれがわからなくなってしまうのです。
たとえば、さっきの勘違いさんは、彼という鏡の前に立って、
「そんなはずないわ! この愛は絶対に本物のはずよ! こんなに苦しい思いをしてきたのに、今さらこの気持ちがウソだったなんてありえない! 私は間違ってない、彼のそっけない態度の方が間違っているのよ! 絶対に諦めないわ、もっとラブラブになれ〜、もっとラブラブになれ〜!」
とか、やってしまっているのです。
もう一度強調しておきますが、どんなに強力な念を送ってみても、鏡の中に映っているダサい靴がカッコよくなることはありません。
それと同様に、
どんなに強力な念を送ってみても、鏡(彼)の中に映っているそっけない態度がラブラブになることはないのです。
鏡を見た私が、「この靴は絶対にイケてる!」という思い込みを仕方なく手放したように、この女性も、鏡(彼の態度)を見て、「彼に対する私の愛は本物よ!」という思い込みを素直に手放す必要があるのです。
この秘密に気づかない限り、残念ながら、この勘違いさんと意中の彼との関係は何も変わらないでしょう。
何しろ、彼女自身の本心(無意識で思っていること)が何も変わっていないのですから。
■鏡(投影)の法則をつかって恋愛や人間関係を円滑にするには?
「相手という鏡の中に、私自身も気づいていない私の本心(無意識で思っていること)が反映されているのだ、ということは何となく理解できました。ということは、鏡の前で靴を履き替えるように、その本心(無意識で思っていること)を変えることで、相手の言動や態度も変わってくると思うのですが・・・具体的には、どうやってそれをしたらよいのでしょうか?」
と、あなたは今、思っているかもしれません。
そのための方法は、あると言えばいろいろあるのですが・・・
※有料コンテンツの一部になりますが、たとえば【相手の気持ちを変える秘密の方法!】というのも、その一つです。
大切なのは、どんな方法をつかうかということではなく、「相手は今、私のことをきっとこう思っているに違いない!」とあなたが思っていることこそが、実は、その相手に対するあなたの今の本心でもあるという事実を、あなたが勇気を出して認められるかどうかということなのです。
そこさえ腑に落ちたのなら、お相手との関係は劇的に改善していきます。
動画の中でも言いましたが、相手の態度を見て自分の隠された本心に気づき、それを変えていくように心がければよい訳ですから。
ただ、これは口で言うほど簡単なことではありません。
たとえば、あなたが大嫌いな男性が、なぜかあなたに好意を抱いているとします。
この時、鏡(投影)の法則に従えば、実は無意識下では、あなたもその男性に対して好意を抱いているということになる訳ですが・・・おそらくほとんどの人は、この衝撃の事実をとても受け入れることができないでしょう。
私もかつてはそうでしたから、そのお気持ちはとってもよくわかるのです(笑)
でも本当に、これは事実なのです。
ここを飲み込めないと、あなたが相手に対して何をしても、まるで効果はありません。
あなたが意識的に相手のことをどう思っているかなどということは、実はほとんど何の意味もないということです。
それよりも、あなたが無意識的に相手のことをどう思っているかということだけが、本当はとてつもなく大きな意味を持っているのです。
ですから、まずは、あなたが自分で気づいていないその無意識の部分を、相手の反応を見ることで、素早く気づけるようになってみてください。
意識的に思っていること(あなたが自分で気づいていること)ではなく、無意識的に思っていること(あなたが自分では気づいていないこと)に目を向ける、ということを心がけるだけでも、あなたの恋愛や人間関係は自然と良好になっていくはずです。
■まとめ
「そうは言っても、実生活でそれを活用していくのは、なかなか難しい気が(泣)」という人のために、もう少し具体的なヒントを補足しておきます。
まず、好きな人であれ嫌いない人であれ、あなたの周囲にいる人たちと関わる時は必ず、
【今、相手は私のことをこう思っている気がする・・・】
ということを考えるクセをつけてみてください。
慣れないうちは、紙に箇条書きにして書き出してみるとより効果的です。
実際にやり続けているとわかりますが、だんだんと自分の本心(無意識で思っていること)に素早く気づけるようになってきます。
そして、
「相手が私に対して思っている(と私が思っている)ことは、本当に、その人に対する私の本心(無意識で思っていること)だったんだ!」
ということも徐々にわかってくると思います。
たとえば、今あなたが、最近別れたばかりの彼と復縁したいと強く思っているとしましょう。
でも、どう考えても彼はあなたと復縁したがってはいない気がする、それどころか、早く別の女性と付き合いたいとさえ思っているような気がする・・・
というような場合、実はあなたも本心(無意識)では「本当は復縁なんかしたくないし、早く別の男性と付き合いたい」と思っているのです。
これを受け入れるのは、とても勇気のいることだというのはわかります。
が、くどいようですが、これは事実なのです。
そこがわかっていないと、相手の気持ちを復縁に導くことなど、まず無理なのです。
何しろ、あなた自身も本当は復縁したがっていないのですから(笑)!
ですが、何とも皮肉なことに、
「振られたのが悔しくて、納得いかなくて、意地になって復縁にこだわっていたけれど・・・確かに私も本当は心の底でそう思っていたのかもしれないなぁ」
とあなたが素直に認めることができたなら、今度は本当に復縁の可能性が生まれてきたりするのです。
なぜなら・・・
これは以前、【死にたいくらいの苦しい失恋から完全に立ち直る方法】という動画記事の中でも言ったことですが、感情(気持ち)というのは、素直に認めてあげることで、その役目を終えて消えていくからです。
つまり、あなたが今まで否定し続けてきた自分のその本心(無意識)に気づいて受け入れた時点で、それは自然と変わり始めるということです。
そして、あなたの本心(無意識)が変わることで、当然、それを反映している相手の態度にも変化が現れ始めるのです。
とは言え・・・
今回のお話は、人によっては、なかなか受け入れがたい内容だと思います。
正直に言うと、このお話はスピリチュアル的にかなり難しい部類に入ります。
内容を理解することが、というよりも、その内容を受け入れることが難しいという意味です。
冒頭でも言いましたように、大半の人は頭ではすぐにこのことをわかったような気になるかと思います。
ですが実際には、相変わらず鏡(相手)に対して「ダサい靴よ、カッコよくなれ〜、カッコよくなれ~!」と念を送り続けるような不毛なことを続けてしまうことでしょう。
が、覚えていて決して損はありませんから、とりあえず今はこの内容を、心の片隅にでも留めておいてくださいませ。
あなたもいつか必ず、これが本当のことだと心の底から思い知らされる時が来るでしょう。
かつての私がそうだったように・・・
その時、あなたの恋愛や人間関係、というより人生観そものが、きっと大きく変わっていくはずですよ。
※ちなみに、「なぜ【人は鏡】ということを受け入れるのが、こんなにも難しいのか?」については、こちらの記事なども参考になさってみてください。
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ヨシツグさま
再び、丁寧な返信をありがとうございました。
人を救いたいと願う心を持つことに、私は危険性は感じません。
なぜならば、救いたいと願うことから、成果を得ようと考えないからです。
「願い」に対して、それを叶えなければ幸せになれないと執着を持つ人と、人は何かを願わざるを得ない生き物であることを受け入れ、自然な感情の発露として受け入れる人があるように見えるからです。
ですが、危険を感じると仰る理由も、よく分かります。
救いという定義に、違っている部分もあるかと思いますが、ヨシツグさんが経験された経緯は、私も体験したものです。
若い頃に、熱い心を持って、様々な活動をしていました。
そのときに、長年活動をされている方が、「私たちのやっていることは、焼け石に水です。全てが無駄に見えることもあります。それでも、やらないよりはいいのです。相手に関心を持って、寄り添いたいと願う心に、人は薄皮を剥くように変化していきます」と仰っていたのが、強く印象に残っています。
本当に、人は自分の鏡ですね。
ヨシツグさんとお話ししているはずが、ヨシツグさんは、ご自身の経験と対面されていて、私は、私の経験と対面しながら話しているように感じます。
ヨシツグさんは、私が悪霊に取り憑かれた、エゴを捨てられない人だ、自分とは違う人だと区別しています。
ですがそれは、ヨシツグさんも経験されたことで、一方で、ヨシツグさんと私の本質は同じだとも、認識されています。
私も同じように、ヨシツグさんと同じような過去を経験したと認識しています。
そして、おそらく、ヨシツグさんと私は、同じようなことを、違う角度で見ているだけなのだろうと感じています。
抽象的な表現は、往往にして誤解を招きますので、伝わるといいのですが。
実際に、飢えていたり、命の危機に晒されている人の前で、何もせずに、「あなたは救われています」と、私はまだ言えません。
仕事を探す手伝いをしたり、保護したり、何かしたいと願います。
全ての人に、それを実行できませんので、私ができる範囲のことですが。
「自分のできる範囲で」というところには、罪悪感はありません。
私もまた、誰かから救いを与えられて、受け入れる立場だからです。
もちろん、私自身そのもので、救われているでしょう。
ですが、誰かからの「救いたい」という気持ちも、素直に受け入れられる人でいたいと願います。
おそらく、若い頃の自分を受け入れたいという思いもあるでしょう。
誰かが苦しむ場面に直面したときに、「助けたい」「救いたい」という感情を抱くいうことは、人間には、その感情が、命や安全の確保にとって、必要なことのように感じることがあります。
論争をしたいのではありません。
丁寧に答えてくださったヨシツグさんへ、私も、真心からの答えを書きました。
もちろん、「それは違う」と思われる部分もあるでしょう。
真摯に対話くださって、本当にありがとうございました。
ヨシツグさんに、心からの愛情を込めて、お礼を申し上げます。
ヨシツグ様
丁寧に説明を書いてくださって、ありがとうございます。
ヨシツグさんが伝えたい真意を、汲み取れたと思います。
言葉は齟齬が多くありますが、真意は、言葉を超えて伝わるものだと考えています。
私がショックを受けたのは、私が「この人に心を開こう」とした相手が、私や、私の周りにいる人たちが使わない言葉をかけてきたからです。
この現象で、なぜ私がショックを受けるのかの説明は、他の記事にありましたね。
ヨシツグさんは、私の想像と違う対応をして当然ですし、ヨシツグさんに悪意はありません。
非難を受けるいわれも、全くありません。
刺さる言葉を使うカウンセリングをされている方は、ほかにもいらっしゃいますし、それで効果が出ているケースも、多くあると思います。
もしくは、「みじめ」という言葉の定義の違いもあるでしょう。
それを理解してもなお、刺さる言葉を、そこで使わなければいけないのかと、考えている自分がいます。
そうしなければ、本当に人は変われないのでしょうか。
恋愛の相談をしながら、実は人間の「救い」について、ヨシツグさんに問いたかったのではないかと、ふと思いました。
私はヨシツグさんの意向を、ある程度は理解しているつもりですが、伝わらない人には、冷たい言葉で、さらに状況を悪化させるケースもあるでしょう。
反対に、冷たい言葉をかけられたからこそ、変わる人もありますよね。
厳密に言えば、ヨシツグさんの仰る通り、誰も人を救うことは出来ないと言えます。
ですが、人を救いたいと願いを持つことを、恐れないでほしいと願います。
マザーテレサは、上から目線の言葉は、使わなかったとの覚えがあります。
マザーは、人を救ったのではなく、寄り添っただけかもしれません。
人間本来の、自分を癒す力は、突き落とすことで引き出されるのでしょうか?
厳しい修行では、真の悟りの道へは到達しないと、ブッダは苦行をやめました。
何が人を目覚めさせるのか、その答えを、人は探し続けているのかもしれませんね。
どうも、恋愛の相談では、なくなってしまいました。
私の根底にある問題は、「人は人を救うことができないという事実を、心の底から受け入れること」のようです。
救いのない人たちの中で、自分もまた、救いのない世界を生きることを、受け入れることのように思います。
恋愛の話が、神様の話になりました。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
益々のご活躍を、心より願っております。
今後も楽しみに、記事や動画を拝見させていただきますね。
ご理解いただき、ありがとうございます。
私が突き飛ばそうとしたのは、あなたではなく、あなたに取り憑いていた【エゴ(価値観、考え)】という悪霊の方だということも重ねてご理解いただければ幸いです。
悪魔祓い(エクソシスト)が悪魔に対して優しい態度で接する訳にはいかないのです。
それでは、いつまで経ってもその人は苦しいままでいることになってしまいますから。
私たちは知らないうちに自分に取り憑いてしまったこの【エゴ(価値観、考え)】と自分とを一体化してしまっているので、まるで自分が突き飛ばされたかのようにあなたは感じてしまったのかもしれませんが、全くそうではないのです。
それと、
せっかくの機会ですので、もう少しだけ補足をさせてください。
【人を救いたいと願いを持つことを、恐れないでほしいと願います】
と言うあなたの言葉が、私的にはやっぱりちょっと危ないと感じてしまうのです。
なぜなら、「人を救いたい」というその思いこそが、本当は「恐れ」そのものだからです。
救いは既にあるのです。
「人はみな最初から救われている」
というような言葉が仏教で言われているのはそのためです。
常にそれはあり、私たちは一度もそこから離れたことはありません。
私たちは、本当は絶対に安全な場所にいるのに、拷問される夢を見てうなされている幼子のようなものです。
救いはいつでも目の前にありますが、
私たちの頑迷な【エゴ(価値観、考え)】が邪魔をしていて、それを受け取れなくさせているのです。
かつては私も人を救いたいと切望し、奮闘し、結局、それは全くの無駄だったと最後には気づかされました。
たとえば、
私が最高の仕事をしたと思って誇らしい気持ちでいると、その相談者さんからひどい中傷や誹謗を受けたりしたことがあります。
また、
私が最低の仕事をしたと思って落ち込んでいると、その相談者さんから激烈な感謝と称賛の言葉を受けたりしたこともあります。
つまり、
人を救いたいと思えば思うほど、面白いくらい自分の手には負えない事態がやってきて、とうとう完全降伏するしかなくなった訳です。
ですが、「人を救う」というような傲慢なことを完全に諦めてからは、逆にいろいろなことに気づくことができました。
人は鏡です。
人を救いたいと思ってしまう人は、本当は自分自身が救いを必要としている人なのです。
かつての私がそうだったように。
ですから、それ以来、私のやっていることはと言えば、
どんな時でも、ただ、自分自身が救いを受け入れる選択をしようと心がけることだけになりました。
それが最終的には、全ての人にとっての救済に繋がることなのだと気づいたからです。
救いを受け入れていない人に他の人を救うことはできません。
自分が溺れていたら溺れている人を助けることができないのと同じです。
もしもあなた自身が本当に心の底から救われていると感じることができた時、
あなたにとって他者とはどのような存在に見えることでしょう?
その時、あなたは誰かを救いたいと願うのでしょうか?
あなたが本当に救いを受け入れた時、あなたが救いたいと願っていた人たちが、本当は最初からずっと救われていたのだということにはっきりと気づくはずです。
あなたと私、上と下、聖と俗、自分と他人、被害者と加害者、男性と女性・・・そしてヨシツグとマザー・テレサやブッダ(笑)
そういった比較も全ては、あなたから救済を遠ざけようとして【エゴ(価値観、考え)】が作り出した薄っぺらな幻想のベールに過ぎません。
【エゴ(価値観、考え)】とは「分ける働き」のことであり、それによってあなたの偽のアイデンティティを確立し、本当はいつでもすぐそこにある救済からあなたを遠ざけてしまうのです。
あなたが求める「救い」は、いつでも、その薄いベールの向こう側であなたを待っています。
その「救い」こそが、あなたの【本来の自己】なのです。
よろしかったら、参考になさってみてくださいませ。
ありがとうございました。
ヨシツグ様
返信、ありがとうございました。
ただ「孤独でみじめな女性」という言い方は、カウンセラーとしては、心無い表現ではないですか?
教員をしている、親しい男性に見せたところ、「これは、人を救う立場の人が使う言葉ではない」と憤っていました。
「みじめ」という言葉が、人を上から見下ろしているときに使う言葉だからです。
「孤独」「寂しい」「思うようにいかないと感じている」など、自分を主体にして表現する、ほかの表現に置き換えられると思いますよ。
ただ、私も書き方で、誤解させてしまっています。
「泣きそうです」というのは、仕事中に泣きそうになって困っているのであって、プライベートでは、思いっきり泣いて、親しい男性に甘えることもあります。
「いつも」と頭につけるべきでしたね。
仕事中に泣くのは、流石に困ります。
ここに、文字だけで、カウンセリングする難しさがありますね。
泣きたいのに泣けない女性を、ヨシツグさんは、頑固で、みじめに感じたのかもしれません。
ただ、ネガティブに見えることの中にも、次の展開への萌芽があることも知っているので、返信をいただき、非常に勉強になりました。
偽りの自分とは、どんな自分でしょうか?
人の潜在意識は、行動として、常に表に出ています。
ですので、人の反応を通して、本心からの自己を知ることはできますよね。
そこで考えたのは、私はまだ、恋愛したい人と出会っていないということです。
それが「孤独でみじめ」だとは思えませんが、いかが思われますか?
ヨシツグさんのご意見をいただいて、私なりに解釈してみました。
何気ない毒舌と返信の非情さに関しては定評のある私ですが、以前にも他の方と他の内容で何度も同様のやり取りがあり、そしておそらく今後もまたあるだろうと予想されますので、今回はできるだけ詳細にお答えしたいと思います。
もしも、私の真意が伝わらなかったのだとしたら、大変申し訳なく思っています。
ごめんなさい。
それでもやっぱり、仕事中に耐えきれなくて泣いてしまうような素直で可愛らしいあなたであって欲しいと、心の底から私自身は思っています。
あなたが気にしていらっしゃる「みじめ」という言葉についてですが、
「もしも自分が同じ立場だったらきっとこんなふうに感じるんだろうな・・・」
と思ったことを言葉にして表現してみたに過ぎません。
もちろん、それがあなたの感じていることと全く同じということはないはずです。
ですが、もしもそれを聞いたあなたが少なからずショックを受けてしまったのだとすれば・・・
もしかすると、当たらずとも遠からずという可能性はあるのかもしれません。
※それに関しては、よかったらこちら↓の内容も参考になさってみてください。
・あなたが傷ついてしまった本当の理由
http://yoshitsugu.westwitch.info/?p=955
ここをご理解いただけるととても嬉しいのですが・・・
今のあなたに対して、できれば私はもっとショッキングな表現をつかいたいくらいなのです。
もしも今、私があなたの【エゴ(価値観、考え)】を助長するような耳ざわりの良い優しい言葉をつかって不用意にあなたを慰めてしまったりすると、
良くも悪くもあなたは今の価値観を強化して守り続けていってしまうことになります。
それでは、今のあなたのポジティブな面(さまざまな長所)は保持されることになりますが、同時に、今のあなたのネガティブな面(さまざまな短所)もまた保持されることになってしまいます。
つまり、
【他のことはうまくいっているのに、なぜか恋愛だけがうまくいかない】
と言って悩んでいる多くの女性たちと同じパターンにハマってしまいやすいのです。
なぜそうなってしまうのかについては、いずれ機会があったらお話する予定でいます。
ともかく、
私には人を助ける意思はなく、助ける力もありません。
同時に、
私には意図的に人を傷つける意思はなく、傷つける力もありません。
むしろ、
いくら頑張ってみたところで決してそんなことはできないのだ、ということを心底悟ったからこそ、この仕事をどうにかこうにか続けられているような感じです。
私がしていることは、何があっても決して傷つくことのない【本来の自己】を、あなたが思い出すためのキッカケづくりというか、ちょっとしたお手伝いのようなものです。
そのために、あなたが一番見たくない心の闇の方へと目を向けてもらって、それを一緒に覗き込み、
「ほら、怖くないですよね? 大丈夫ですよ! それは本当のあなたじゃないんですから!」
と励ましていくのが、私の仕事だと思っています。
一番嫌なことに向き合わされる訳ですから、当然、その過程で、私はよく相談者さんたちから嫌われたりもします。
あんまりストレートにやってしまうとお店も成り立ちませんので、いつもなら甘いオブラートで包み込んでもう少し飲み込みやすい形にする工夫をするところなのですが・・・
今のあなたは、まさに脱皮しかけている最中だと感じたので、あえてショッキングな表現をつかってでも、一気に背中を押させていただいた訳です。
これを、
「弱っている時に、いきなり後ろから突き飛ばすなんて! この人でなし!」
と思われてしまっても仕方がありません。
形だけ見たら、まさしくそのとおりだからです。
時々いろいろな人たちから指摘されてしまうように、確かに私はドクター・ストレンジばりに上から目線ですし、カウンセラーとしては失格で、やっぱりどうかしているのかもしれません。
それでも、
あなたが傷ついてしまった本当の理由は、片思いの男性のせいでも、軽く失恋してしまった男性のせいでも、心無い私のせいでもないのだということだけは、この先のあなた自身のために、断言しておきたいと思います。
ちょっとしたことで簡単に傷ついてしまうその脆くて儚い部分こそが、あなたの中の【エゴ(価値観、考え)】であり、まさに「偽りの自己」なのです。
そんな不確かで弱々しいモノ(価値観、考え)を大切にしないでください。
そんなモノは、あなたではないのですから。
あなたが本当は誰であるのか、何であるのか?
ご自身の真の強さと偉大さと輝きを思い出してください。
おそらく今は、あなたが大事にしているモノを、まるで私が否定しているかのように感じられることでしょう。
ですが本当は、あなたが否定してしまっているあなたにとって本当に大切なモノを、私はただ肯定しているだけなのです。
その【本来の自己】をこそ、あなたに思い出して欲しいのです。
それ以外のことなど、所詮は全て枝葉末節に過ぎません。
あなたがおっしゃるとおり、文章でのやり取りは、とても誤解を生みやすくて難しいので、返信はこれを最後とさせていただきます。
ただ、今後も、YouTubeライブやお店でのセッションなどを通して、似たようなメッセージを私は繰り返し発信し続けていくことでしょう。
その中ででも、今回お伝えした言葉の真意を汲み取っていただける機会があったなら、私にとっては望外の喜びです。
これだけはいつも掛け値なしに本当のことですが、陰ながら、心よりあなたの幸運をお祈りしております。
ありがとうございました。
ヨシツグさん
カウンセリングでは、ありがとうございました。
あれから、女性性の自己肯定感を感じるように意識していますが、あまり出来ていません。
何をどうしていいのやら。
それには関係ないかもしれませんが、恋愛も停滞してしまい、片思いの相手とは音信不通になりました。
そこから別の「いいな」と思っていた男性に軽い失恋もしたり。
なんだかもう「助けて!」という感じです。
幸せになりたくてカウンセリングに行ったのに、孤独になってきています。
いつも泣きそうになっています。
こんなのでいいのでしょうか?
※現在、個人的なご相談のコメントへは返信を控えさせていただいておりますが、他の方も気になる内容かもしれませんので、簡潔にお答えいたします。
今、あなたにはポジティブなこととネガティブなことの両方が起きています。
ポジティブなことは何かと言えば、自分自身が感じている本当の気持ちにもう嘘をつけなくなってきているということです。
つまり、メッキ(理想の自己像)が剥がれ落ちて地金(本当の自己像)が見えてきたような状態です。
地金のあなたとは「孤独でみじな女性」としてのあなたです。
もちろん、ここで言う本当の自己像とは、あなたが密かに持ち続け、隠し続けてきたネガティブな自己像(セルフイメージ)なだけであって、本質的な意味での「本当の自己」という訳ではありません。
そういうことが起きてしまっているのは、あなたが無理せず自然体で素直に生きたいと切望しているからで、それ自体はとても良いことだとも言えます。
で、ネガティブなことは何かと言えば、そんな今の自分をあなたが受け入れることができずに苦しんでいるという点です。
とは言え、
素直に、自然体で、ありのまま生きようとし始めている今のあなたにとって、今さら金メッキで誤魔化して好きな相手に偽りの自分をできるだけ高く売りつけようなどという気持ちは、おそらくまるで起きてこないことでしょう。
あなたは今、脱皮しかけているのです。
良くも悪くももう引き返せない訳です。
そんなあなたが今やらなければいけないことは、ようやくはっきりと見えてきた「孤独でみじな女性」であるあなたを、ただ愛して受け入れていくことだけです。
残念ながら、
【あなた自身が愛せない「あなた」を愛してくれる人はいない】
のです。
これは反対に言えば、
【あなた自身が愛した「あなた」を相手も愛してくれる】
ということでもあります。
ですから、あなたが今の自分自身を素直に受け入れるまでは、どんなに強く願ってみたところで、誰もあなたのことを喜んで受け入れてはくれないでしょう。
そして、気づいて欲しいのですが・・・
「助けて!」と思いながらも、あなたは実際にはまだ誰にも本気で助けてもらおうとはしていません。
それに・・・
「いつも泣きそうになっています」と言いながらも、あなたは実際にはまだ本気で泣いてはいません。
つまり、何だかんだ言ってもまだご自分の中の「こうであってほしい!」という【エゴ(価値観、考え)】を手放そうとはしていない状態なのです。
人は恐れている時ほど自分の【エゴ(価値観、考え)】にすがりつき、それを必死で守ろうとしてしまいます。
これは、【エゴ(価値観、考え)】こそが自分のアイデンティティ(本当の自己)だと錯覚しているからです。
ですが、実際にはこの【エゴ(価値観、考え)】こそが、他者とあなたとを隔てている「壁」なのです。
ですから、いろいろと理由を見つけてあなたがその壁を守り続けてしまっている限りは、今あなたが感じているその孤独感は、強くなることはあっても決してなくならないことでしょう。
なぜなら、その壁をつかって好きな人たちを遠ざけてしまっているのは、本当はあなた自身だからです。
「助けて!」と思うのなら、なりふりかまわず、助けてもらうことです。
ちなみに、「誰に?」という言葉が出てくるうちは、まだあなたは本当には助けを必要としていません。
そして今度「泣きそう」になったのなら、なりふりかまわず、思いっきり泣いてみることです。
ちなみに、人目が気になって泣けないと思ううちは、まだあなたは本当には泣きたいと思っていません。
ここで言う【エゴ(価値観、考え)】とメッキ(理想の自分像)とは同じものだと思ってみてください。
勇気を出してそれを捨て去ることです。
それこそが今、あなたから人を遠ざける「壁」となり、あなたから自由を奪う「囲い」となっているのですから。
大変だとは思いますが、今こそ、偽りの自分を脱ぎ捨てて自由に生き始めるためのチャンスだと思ってみてください。
よろしかったら、こちらのライブ動画なども参考になさってみてくださいませ。
心より幸運をお祈りしております。
ありがとうございました。
↓
【LIVE】好きな人があなたと一緒にいたがらない理由
http://yoshitsugu.westwitch.info/?p=1220
鏡の法則は、例えば自分の母親にもあてはまりますか?
母親はすごく自分の思い込みで愚痴ったり、ヒスになったりするので、聞いてる私や父親は本当に疲れるのです
この場合は、愚痴を聞いて嫌な感情がわいてるのを感じ切るのでしょうか?
鏡の法則的に、自分がどうしたら母親が変わるのか、ずっと悩んでて精神やられてます
いつかそういうテーマで話してくれたらうれしいです!