嫌いな人とうまく付き合う秘密の方法・後編
※これは【嫌いな人とうまく付き合う秘密の方法・前編】の続きの記事です。
概要
■嫌いな人のやり方をマネ（モデリング）する
食わず嫌いせずに、あなたが嫌いだと思う人が普段やっているポジティブなことをマネしてみてください。
たとえば、その人がもの凄くキレイ好きな会社の上司だったとしたら、自分の机の上をその人の机の上のようにキレイに整頓してみる、とか。
とにかく、その人がやっていることで「あれっていいかも」と思える部分があったら、それをマネしてどんどん吸収していくのです。
意識してその人の行動やクセをマネていくことで、確実にそのギフト（新しい才能）を受け取っていくことができるようになります。
たとえば・・・寒くもないのにストールを巻いている若い男の子を見たりすると私は「何と軟弱な！ 君はそれでも男か！」と心憎く思う訳ですが、試しに自分でそれをマネてみると・・・非常に女子からの受けが良くなったりします（笑）
で、「あ、意外と悪くないじゃん」と思ってしまったりするのです。
これは、心理学や自己啓発の世界では【モデリング】と呼ばれている有名なテクニックです。
【成功した人のやることを徹底的にマネていけば、自分もその人と同じ結果を得ることができる】というあれですね。
ちなみに、ちょっと余談になりますが・・・
「嫌いな人をモデリングすることでその人の長所（ポジティブな要素）を吸収できることはわかりました。でも普通、モデリングというのは、自分が憧れている人に対してやるものですよね？ 嫌いな人ではなく好きな人に対してモデリングした方が効果は大きいような気もしますが？」と疑問に思う方がいるかもしれません。
結論から言うと、憧れている人をモデリングするというやり方は【ハイリスク・ハイリターン】なのです。
そもそも、自分が憧れている人が実践していることを徹底的にマネていけば、自分もその人のようになれる・・・というのは小学生でも思いつくことです。
あなたもやったことがあるかもしれませんし、今でも意識的にやっているかもしれません。
では、なぜそうとわかっていながら、ほとんどの人が憧れの人と同じ結果を出せないのか？
その秘密をお教えしましょう。
実は【あなたが憧れている人というのは、あなたが密かに嫌だなあと思っている人】でもあるのです。
「えー！」と思われるかもしれませんが、これは事実です。
試しにあなたが好きな人、憧れている人の【短所（ネガティブな要素）】をできるだけたくさんリストアップしていってみてください。
あなたがその人を好きであればあるほど、憧れていればいるほど、これはちょっと難しいかもしれません。
が、繰り返しますが、いいところだけの人間など存在しません。
探せば必ずその人のネガティブな面が見つかります。
そしてその憧れている人が持つネガティブな面に気づいたあなたは「あの人みたいになると、もれなくコレも付いてくる訳かあ・・・それは嫌だなあ」となるはずです。
だから、あなたは憧れているはずのその人になかなか近づくことができないのです。
その人のポジティブな面は欲しいけど、ネガティブな面はいらないと思っているから、あなたはその人のようになれないのです。
たとえば、意識の上では藤原紀香さんのような素敵な女性になりたいと思いながらも、潜在意識下では（それでも結局、結婚には失敗するのよね、それは嫌だわ）と思ってしまう訳です。
実は、これこそがモデリングで成果を出せない人たちの秘密なのです。
逆に、モデリングでうまく成果を出している人たちというのは、意識的にか無意識的にかはともかく、その人のネガティブな面も受け入れるという覚悟を決めているので、自分自身も本当にその憧れている人のようになっていけるのです。
ですからあなたも、その憧れている人のネガティブな部分を全面的に引き受ける覚悟を決めてモデリングしていけば、必ずその人のようになれます。
その勇気・・・ありますか（笑）？
ちなみに、嫌いな人に見える短所は今まで（過去）の自分のネガティブな部分であることが多いものですが、憧れている人に見える短所というのは、これから（未来）の自分に発現するであろうネガティブな部分であることが多いのです。
ですから、憧れている人をモデリングするのは、相当な覚悟が必要だと言えます。
誰をマネるのであれ、その人のいいところをマネれば、悪いところも必ずついてくるのだということを忘れてはいけません。
そして、その人が大人物であればあるほど影の部分（短所）もまた大きくなるものなのです。
ただし、嫌いな人の短所というのは、もうすでに自分が持っているものですから・・・その人をモデリングしても今以上に状況が悪くなることはありません（笑）。
ですから、私としては「あの人嫌いだなぁ」と思う人のポジティブな面をどんどんモデリングしていくやり方をオススメしたいというのが本音です。
■嫌いな人に直接教えを乞う
「マネすると言っても、そもそもその人のことをよく知りません。だって嫌いだし関わりたくないので」という方もいるかもしれません。
まずはその人がふだんどんなことをしているのか、興味を持って観察してみることです。
嫌いな人に積極的に興味を持つというだけで、その人との関係が勝手に改善していくことも少なくありません。
そして必要ならば、直接その人のやり方を教えてもらうとさらに効果的です。
たとえばあなたが何か困ったような時に「～さんだったらこういう時どうしますか？」とアドバイスを求めてみるのです。
そしてアドバイスをもらったなら（いやあ、それはちょっと無理だなあ）などと思わずに、思いきってその通りにやってみるのです。
今までの自分のやり方ではなく、あえて嫌いな人のやり方に従ってみることで、驚くような素晴らしい結果がもたらされることがあります。（私のストールの実例を思い出してみてください）
それに、アドバイスを求められて嫌な気持ちになる人はいません。
間接的にその人を支持し褒めていることにもなります。
特に相手が男性の場合、これはとても効果的です。（なにしろ男性は教えたがりですから）
これも逆の立場になってちょっと想像してみてください。
もしもあなたの嫌いな人が、あなたに対して素直にいろいろとアドバイスを求めて来たら・・・嫌な気はしませんよね？
ちなみに、その嫌いな人が直接話しかけることができないような相手の場合は「こんな時、あの人だったらどうするだろうか？」と想像してその通りにしてみるだけでも効果がありますよ。
ぜひ勇気を出して試してみてください。
その人との関係が改善していくのはもちろんですが、自分の中で価値観が大きく変化していくのを感じられるはずです。
■嫌いな人とイメージの中で融合する
「融合？ どういうことですか？」と疑問に思われた方も多いでしょう。
ドラゴンボールというマンガの中のフュージョン（融合）という技を思い出してみてください。
二人の戦士の肉体と精神を融合させることで、互いの長所を受け継いだ凄く強い戦士が誕生するというアレです。
イメージをつかって、あなたと嫌いな人とをフュージョン（融合）することで、新しいあなたを誕生させるのです。
「大っ嫌いなあの人と融合？ うへ、気持ちわる～」と思うかもしれませんが、試しにやってみてください。
このイメージワークの絶大な威力を思い知るはずですよ。
やり方は簡単です。
静かな場所で目をつむり、イメージの中で右手にあなたのミニチュア像を乗せ、左手にあなたの嫌いな人のミニチュア像を乗せます。
実際に手を動かしながらやると効果的です。
右手と左手を少しずつ近づけていき、両手を組み合わせます。
あなたの手の中で二つのミニチュア像が融け合って一つになり、嫌いな人の特徴を吸収した新しいあなたのミニチュア像ができるのをイメージしましょう。
両手を開いてそれを眺めてみてください。
新しいあなたはどんな姿をしていますか？
その新しい自分から受ける印象はどんなものですか？
実際にやってみるとわかりますが、嫌いな人に対する嫌悪感が不思議と少なくなっているのに気付くはずです。
そしてそこには、二人のいいところを持ち合わせた理想のあなたがいるはずです。
嫌いな人との融合を果たした新しいあなたができ上がったら、自分にこう質問してみてください。
【もしも、嫌いなあの人と融合した新しい自分だったら、あの人にどんな態度で接するだろうか？】と。
そしてその通りにしてみるのです。
嫌いな人を直接モデリングをするのは勇気が入りますが、嫌いな人と融合した理想の自分のやり方をモデリングしていくのならば、それほど抵抗はないはずです。
このテクニックの効果は絶大です。
ぜひ一度試してみてください。
※【嫌いな人とうまく付き合う秘密の方法・応用編】に続きます。
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コメント
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もう一度読み返して気づいたのですが、両手を開くではなく、両目でしょうか？最初に目をつむりますもんね。
それなら意味は分かります。
このイメージワークの説明で分かりづらい部分があるので質問させてください。
一つになったミニチュア像をイメージした後の『両手を開いてそれを眺めてください』という部分ですが、ミニチュア像を手のひらに乗せているイメージなので元々手のひらは開いています。重ねた手を左右に開くって事かなって思ったけど、それだと融合したイメージのミニチュア像が下に落っこちてしまいます(笑)
開くとはどのように開くのでしょうか？
まあ、なんて耳の痛い内容でしょう。
今まで、他人を見下してばかりでしたが、現在は ハイリスクハイリターンのツケを払っています(泣)
私は、ネットでは 底辺○女と言われる低スペックな女性、お水のように異性に媚びる女性、学歴職歴経済力などがありながら中身はﾓﾗ○ﾗな男性、常に打算的で計算ずくな男性が嫌いです。
前者は私が見下して精神的安定を得る対象、後者は結婚にいたらなかった元彼と旦那です。
とりあえず、旦那から学んでみましょうか。
余談ですが、私はあるコント番組が嫌いでした。大嫌いな若手芸人２人がメインで推されていた為です。他の出演者も生理的に受け付けない方ばかりで。売れないしキモいしナルだしって(笑)
でも、実際に見たらハマってしまいました。最近では、その芸人さんが好きになっている自分がいます。
嫌いを克服した結果、楽しみが増えました。
私のような視聴者も多いのでは？と思います。
きっと、嫌いの果てにはこんな結果があるんだろうなと思います。
これからも意識改革を頑張ります。
人生は本当に考え方次第だと思います。
私の中の『ヨシツグカルチャーショック語録』の中に以下があります。
『人生には実はいいことも悪いことも起こってはいない。受け取る私たちが自分で勝手にこれはいいこと・これは悪いこと、と選別をしているだけである』
きっと、
昔、出会った人
今、出会っている人
これから出会う人
すべての人が、良い人でも悪い人でもないのですよね。
ただ、その人の人生を生きているだけの人。
『嫌い』という原始的な感情はものごとのいい・悪いを仕分ける際の最小単位である気がします。
日常にはびこる小さな『嫌い』の毒を中和する意義やテクニックを教えていただくことは、やっぱり『幸せに生きる』ことへ直結すると思いました。
私はここまでの『嫌いな人シリーズ』で、『嫌い』という感情を素直に見つけ、出会いを歓迎して受け入れ、浄化そして吸収…する修行に励むかなァ〜という気になりました。
もちろんこれは一生モノの課題でしょう…特に私、煩悩にまみれておりますして(笑)。
『嫌いな人シリーズ』…奥が深いです。
応用編でまた頭から冷水をザバッとかけられるのを楽しみにしております♪(私ってＭ…？ 笑)
こんにちわ。
ブログにコメントさせてもらったジャクソンです。
ブログコメント欄に返信しようとしたのですが、なぜか投稿を押しても反映されなかったのでこちらに、、、。
お忙しい中わざわざブログで返信させてしまって、
私のコメントで気を揉ませてしまって、ごめんなさい。
被害妄想がひどいですね私（＠＠；）
コメントそのままでも大丈夫です。
でもヨシツグさん的にアレでしたら、消してもらってもそれは構わないので！
色々気を使って頂いて、本当にありがとうございます。
ご無礼を失礼致しました。。。
でもヨシツグさんが優しい方で、ちゃんとフォローしてくれて、すごく癒されました。
まだまだ自分は未熟な人間だと再確認させてもらいます。
ありがとうございます！
これからもブログ記事楽しみにしております！
あと来週お店に遊びにいきます☆
よろしくお願いします！