男が穴にこもるわけ
という訳で、穴ごもりから戻ってきた池袋・占い空間ウエストウィッチのヨシツグです。
現実逃避したくて始めたはずのネットゲームで、逆に人間関係がうまく行かずにストレスを感じてしまうこの矛盾（笑）
さて、ながらくブログが更新できずに先日はとうとう幸運の女神の手まで借りることになってしまいましたが・・・
お約束通り、今日は女性たちをパニックに陥れている男性特有の【穴ごもり】という現象についてご説明いたしたいと思います。
あなたにもこんな経験がありませんか？
・付き合い初めはラブラブで優しかった彼が理由もなく急に冷たくなった。
・彼から「ちょっと距離を置きたい」「今は一人にして欲しい」「ほおっておいてくれ」などと言われ、そのまま連絡が途絶えている。
・最近、彼に話しかけても上の空でろくに返事も返ってこず、一緒にいるといつも不機嫌そうな様子でいることが多い。
今まさに恋人やパートナーとそういう状態にあって、とても辛い思いをしていらっしゃる女性も多いかと思います。
男性がこうなってしまうとほとんどの女性が、
（私、何か嫌われるようなことしたのかな？）
（もしかして他に好きな人ができたんじゃ・・・）
（別れたいなんて言われたらどうしよう！）
とネガティブな方向へ勝手にどんどん妄想を働かせてしまい、パニックになってしまうようです。
優しかったあなたの彼に一体何が起きてしまったのか？
今日はこの【秘密】についてお教えしたいと思います。
これを知れば、もう彼の気持ちを気にしてヤキモキする必要はなくなりますよ。
概要
■男が穴にこもるわけ
男性が穴、つまり自分の世界に閉じこもってしまうのには理由があります。
【強いストレスを感じた時や問題を抱えた時】に男性は穴にこもるのです。
穴というのはもちろん比喩です。
実際に部屋などにこもって一人になりたがる人もいれば、みんなで一緒にいても平気なタイプもいます。
ただ、共通しているのは心を閉ざして【精神的に一人になりたがる】という点です。
男性は一人になることによってストレスを発散させたり、抱えた問題を解決したりするのです。
誰かに話を聞いてもらったりコミュニケーションを取ることでストレスを解消させる女性にとって、これは理解できないことかもしれません。
ですが、男性にとってそれは【自分の心をメンテナンスする】ためのとても重要な行為であり時間なのです。
【男の聖域】と言ってもいいかもしれません。
ですから、そこのところをぜひ理解してあげてください。
もっとわかりやすく言うならば、強いストレスを感じると女性はコミュニケーションを求め、男性はコミュケーションを避けて一人になりたがるということです。
この違いを忘れないで下さい。
さて、男性が穴にこもってしまう時は彼が何らかの問題を抱えてストレスを感じている時な訳ですが、それがいつもあなた（交際相手の女性）と関係していることなのかと言えばそんなことはありません。
むしろ、あなたとまるで関係のない理由で強いストレスを感じて、自分の世界に閉じ込もってしまうことも多いのです。
恋をしている時はみんな自意識過剰になりやすいものです。
ついつい、恋人の一挙手一投足がすべて自分の影響ではないかと思い込みがちですが、実際にはそうでない可能性のほうが大きいことを忘れないでください。
彼にはあなた以外の人とも人間関係があり、あなた以外のことにも関心を持っているのです。
■男が穴にこもった時の対処法
男性が自分の世界に閉じ込もってしまった時は【穴から出てくるまでほうっておく】これに尽きます。
もしも、あなたとの関係がうまく行かずに彼が強いストレスを感じて自分の世界に閉じこもってしまったのだとしても、あなたにできることは何もありません。
むしろ、絶対に何もしてはいけないのです！
以前、【男が喜ぶ究極のほめ言葉その２】という記事にも書きましたが、男性は【心配】ではなく【信頼】されたい生き物なのです。
彼が一人になりたがっている時に、あなたが不安になってメールを頻繁に送ったり「大丈夫？」「何か私にできることある？」「もし悩んでることがあったら言ってね」などとしつこくしてしまうと、せっかく一人で問題を解決しようと集中している彼にとっては「あなた一人じゃ乗り越えられないと思うわ」というネガティブなメッセージを繰り返し受け取っているのと同じ事になり、非常に逆効果なのです。
そんなことをせずとも、ほうっておけば【心のメンテナンス】を終えた彼は必ずあなたの元に戻ってきます。
多くの女性はカン違いをしていますが、大切なのは、彼が穴にこもってしまった時にどうしたらいいかではなく、彼が戻った時にどうしたらいいか、なのです。
繰り返しますが、彼が穴にこもってしまったら、あなたにできることは待つこと以外に何もありません。
コミュニケーションが大好きな女性にとってこれは拷問にもひとしいことだと思いますが、彼との絆を深めるための試練だと思って乗り越えてください。
そのかわりに、もしもあなたが彼はきっと戻ってくるのだと信じて待っていてあげれば、その【信頼】は必ず彼に伝わり、彼のあなたに対する愛情はもっともっと深くなります。
ただし、そのためには彼が戻ってきた時にあなたがどんな態度で彼と接するかがとても重要です。
もしもあなたが冷たい態度やそっけない態度を取ったりすれば、彼は深く傷ついてまた自分の世界に閉じこもってしまうでしょう。
実は彼自身も、あなたをほったらかしにしてしまったことを申し訳なく思っているのです。
ですが、男性の習性としてどうしても一人になる時間が必要だったのです。
ですから、そんな彼を責めることのないよう気をつけてあげてください。
あなたとの関係が大事になればなるほど、何か問題が生じたときにはこの穴ごもりの期間が長くなります。
場合によっては、それは数ヶ月に及ぶことだってあるのです。
とは言え、それはあなたを嫌いになって距離を置いているのではないことを知っておいてください。
むしろ逆なのです。
実は、彼が穴ごもりをしている間、彼のあなたへの気持ちは少しづつですが、確実に募っていきます。
男性の穴ごもりは交際相手である女性への【愛の充電期間】だと言ってもいいほどです。
離れてはいても、決してあなたのことを忘れたわけではないのです。
（ああ、そろそろ彼女に会いたいなあ、会いたい、たまらなく会いたい！）
そう思って我慢できなくなった頃、彼は穴を抜け出てあなたの元へと戻ってきます。
あなたにしてみれば、ずっとほったらかしにされていた訳ですから、怒り心頭、今こそ復讐の時！
と思いたくなるのも当然ですが、そこは二人の未来の為に自分の気持ちをグッと抑えて、
「久しぶり！ 元気だった？ ずっとさみしかったんだよ～！」
と満面の笑顔で軽く明るく甘えてみましょう。
もしもあなたが【いつ穴にこもってもいいし、いつ帰ってきてくれてもいいのよ】ということを態度で示してあげることができたなら、彼は必ず、
（なんていい女なんだ！ 俺は一生彼女を離さないぞ！）
と間違いなくそう思うはずです。
なぜなら、ほとんどの女性にはこれができないからです。
とはいえ、男性の穴ごもりは一生続く習性だと思って覚悟はしておいてください。
男性というのは、離れたり戻ったりすることを繰り返しながら、あなた（女性）への愛を深めていく生き物なのです。
ですから、彼が穴にこもったなと感じた時は、思う存分、彼を一人にしてあげてください。
そして、あなたは、友達や家族と時間を過ごしたり、自分のためにその時間をつかってみましょう。
女性が【待ち上手】になることこそが、男女がうまくやっていける最大の秘訣なのです。
■穴ごもりかどうかを見分けるには？
「ストレスを感じると男性は自分の世界に閉じこもり心を癒すのだということはわかりました。でも、彼が私と距離を置いた時に、それがただの穴ごもりなのか、本当に離れて行ってしまったのかを見分けるにはどうしたらいいのでしょうか？」
これは非常に難しいところです。
なぜなら、たいていの場合、その時点ではまだ彼自身が自分の気持ちをわかっていないことが多いからです。
つまり、それを確かめるために彼は穴にこもるのだと言ってもいいでしょう。
彼があなたとの間に問題を抱えて長期に及ぶ穴ごもりに入ってしまった時というのは、だいたい次のようなことを考えています。
（自分は彼女のことをどう思っているだろうか？ 今でも本当に好きなのだろうか？ はたしてこの女性とうまくやっていけるだろうか？）
そして、この結論が出るまでは決してあなたと会おうとしないでしょうし、連絡も絶つでしょう。
こう書くと女性のあなたはパニックになり、必死で彼と連絡を取って何とかしたい気持ちに襲われるかもしれませんが・・・絶対にやめてください。
繰り返しますが、それは逆効果なのです。
一度男性が穴にこもったら、彼が自分で出てくる気になるまではこちらから何をやってもムダなのです。
むしろ彼が問題の解決に集中することを邪魔していることになり、彼のあなたへの心象はますます悪くなってしまうでしょう。
大事なのは、そういう時こそ【穴から出てくるまでほうっておく】ことです。
ほとんどの女性はこれができずに、無理やり彼を穴から引っ張り出そうとして自滅してしまいます。
二人の間に問題が生じた時に、彼が穴にこもることは決して悪いことではないのです。
なぜなら、彼は一生懸命その問題を解決しようとして穴にこもっているからです。
もしも女性が穴にこもった男性を信じて待っていてあげれば、それは「私たちの間に問題が起きてしまったことは確かだけど、あなたならきっと解決してくれると信じているわ」という信頼のメッセージを彼に送っていることになり、危機的な状況を自然と回避できる可能性が増していきます。
そのことを必ず覚えておいてください。
なお、音信不通になって三ヶ月を過ぎても何の連絡もないようだったら「おひさしぶり～！ 元気でやってる～？」くらい軽いトーンのメールを出して相手の反応をみてもいいでしょう。
大事なのは、決して彼を責めないことです。
【いつ穴にこもってもいいし、いつ帰ってきてくれてもいいのよ】という態度を忘れないで下さい。
全ての男性たちは、そういう夢のような女性を求めているのです。
■最後に
もしもあなたが自分の淋しさに負けずに彼の穴ごもりの権利を認めてあげることができたなら、あなたは彼にとって離れがたい魅力を持った女性になるでしょう。
なぜなら、ほとんどの女性にはこれができないからです。
これからは彼が急に心を閉ざしたり無口になったりしてもパニックにならないでください。
彼はただ傷を癒しストレスを解消するために自分の世界に閉じこもっているだけであり、あなたのことを嫌いになった訳ではないのです。
心を鎮めて彼が戻ってきてくれるのを楽しみに待ちましょう。
それができれば、あなたは正真正銘のイイ女になれます。
なお、女性からしてみたら不可思議でしかないこの男性特有の習性に関してもっと詳しくお知りになりたい場合は、ジョン・グレイ博士の『愛される女（わたし）になれる本』という書籍を参考にしてみてください。
男性が穴にこもってしまった時の対処法についてもより詳しく紹介されています。
※なお、この記事の内容に関しては【男が穴にこもった時の対処法】という記事（と動画）も参考になさってみてください。こちらの方は少し辛口ですが、たとえ話をつかって、今のあなたの状況が客観視できるような説明をしております。
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コメント
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ヨシツグ様
ちょうど一週間前にお店で相談させていただいたなつこです。
その際はありがとうございました。
色んなワーク（？）をしてみて、ネガティブ感情の塊になっているため、
心も頭も固くなっているのだと気付かされました。
その後、恋愛と別のところで仕事や家族のことでもそれぞれ問題が露呈し、
心が折れてしまいそうにな時もありました。
恋愛も自ら悪化させてしまったような気もします、、、
（せっかくヨシツグさんに相談して、アドバイスもたくさん頂いて、
気持ちを落ち着けようと決心したのに!!；；）
またヨシツグさんのお世話になることになるような気がします。
ゴリゴリに固まった心（頭？）をほぐすのは時間がかかりそうです。
本当に、、人って鑑なんですね。
私が自分を立て直すことが、彼が立ち直る最善で最短の方法なのだと感じて来ました。
また、予約してお伺いしますね。
ヨシツグさんに会って感じた、あったかいパワーをまた貰いに行きたいです。
なつこ
ヨシツグ様
先週「しばらくほっといて」と言われました。
やっぱり不安との戦いで苦しいです。
しかし過去のような第6感は働かず、
まだ精神的には少し余裕があります。
と言うのも、昨日自爆寸前で彼の家に荷物を取りに行きました。
彼の様子から不機嫌ではあるけど別れると言う
話は出ず…
ただ、「どうせ女連れ込んでると思って来たんだろ」
と言われました。私はヨシツグ様のブログを読んでいたので
冷静に「そんな事みじんも思ってないよ。信じてるもん。」
と言いました。そしたら彼は「女なんか連れ込みやしねぇよ」
と…その後は不機嫌ながらも趣味の話や出来事など
話してくれ子供の頃の作品や写真を見せてくれました。
もちろん褒める事もわすれず(笑)
帰る時、また連絡する。と言っていました。
今朝、おはよ。今週もファイト～とメールしたら
おはよ。いい天気だな！天女もがんばれよ！！
って返事くれました。前置き長くなりましたが
彼はちゃんと戻ってくるのでしょうか？
友達には彼は深く考えるだけムダなタイプだね。
と言われました。前々から約束してる日が近づいてます…
コメントいただけたら嬉しいです。
ヨシツグさんへ
はじめまして！
ネットで検索していて、一番初めにこのサイトにめぐり合いました。
はい、私もまぎれもなく「彼からメールが急に来なくなった」女性でございます（笑）。
しかしながら、ヨシツグさんのブログを拝読し、何だか暗いことが全部吹き飛んでしまいました〜！
ブログを読むまではまさに「悲劇のヒロイン」のごとくウジウジしておりましたので、目の前がぱぁあ〜っと明るくなったような感じです！
特にこの「穴ごもり」の投稿は、心底納得し、共感して思わず膝を打ってしまいましたo(^-^)o
遠距離なこともあり、今まで多い時は彼と1日に数十通のメールのやり取りをしていました。
はい〜完璧なメール依存症です！
一番直近の彼のメールから10日くらい経ち、私からの送信に返信はないので
もうしばらくしたら、もう本当に彼に依存丸出しのおっそろしいメールを出そうとしていたところでした！
…いやぁあぶなかった（笑）！よしつぐさん、止めてくれてありがとう！本当に感謝、感謝しています。
私は今まで恋愛に悩んでも、相談すらせず勝手に1人で悶々としておりました。
故に毎回「悲劇のヒロイン・オン・ステージ」主演：私、観客：私という、劇団ひとりも真っ青（！？）な状態となってしまって、うまく行くものも行かなかった部分もあったのかもしれません。
「いつも冷静に、客観的に」と頭ではわかっています。
しかし、ヨシツグさんも何度も書かれているように、男女間の性差というものをしっかりと理解してなかったり
どうしても自分の思いをぶつけすぎたりして、相手の気持ちを向こうに押しやってしまっていたかもしれません。
それに気付かせてもらいました(≧∇≦)
でも何よりもこのブログの素敵なところは、ところどころに入る、ちょっとブラックなヨシツグさんの寒いギャグ…！
いえいえそうではなく、ヨシツグさんが女性や男性問わずに、相談者の皆さんに人として凄くいたわって接していらっしゃるところだと思います。
何とも言えない温かい気持ちにさせてもらいました。
彼から連絡が来るのかどうかさっぱりわかりませんが
もし連絡が来たら、その時は今までの中で一番優しく温かい言葉と態度で接します！
ヨシツグさん
本当にありがとう
これからも身体に気をつけてがんばって！
いつか池袋のお店にも遊びに行きたいです！
よしつぐ様、はじめまして。
６年交際中の彼から距離を置こうと言われ（８月上旬から）、いろいろ検索していてこちらにたどり着きました。
「あなたとの関係が大事になればなるほど、何か問題が生じたときにはこの穴ごもりの期間が長くなります。」
これはなぜなのでしょうか？
距離を置こうと言われた際、「苦労かけて悲しませてきた分、笑顔にできるようにするから、しばらく時間がほしい」と言われました。
その後も数回メールが来たり、送ったりはありました。
その中でも何度か「ごめんね。また笑顔の二人に戻るつもりだから、もう少し時間をください。」と言われました。
最後にメールのやり取りをしてからは２０日が経過しています。
もともとは浮気をした彼と、この一年間修復を努めてきた結果うまくいかず
不安が消えず彼に求めすぎてしまったことが原因です。
最後にやりとりした中では、「正直いまはどう接していいかわからない。もうしばらく一人で考えて過ごしたい」と言われました。
また、「一度別れた方が気持ちの整理がつきやすい？」と私が聞いた際には
「一度別れて・・・そんなことをするつもりはない」とも。
でも何か月こうしていればいいのかわかりません。
来月は私の誕生日ですが、それでも連絡がこなかったらどうしていいか・・・
穴にこもる・・・・って、どういうことなのか、本当にわかりません。
交際が長くなったから、穴ごもりも長いのでしょうか？
また、それはなぜなのでしょうか？
本当に、彼は戻ってくるのでしょうか。。。？
アドバイスをお願いいたします。
よしつぐ様
メールでお伝えしましたが、その後の状況です。
変わらずメールや電話連絡はしていませんが、久しぶりにLINEでつぶやいたところ、彼からコメントがつけられていました。
わたしは自分に言い聞かすような気持ちで、「季節は巡るけど大丈夫。ちゃんとつながってる」と。
それに彼から「ちゃんとつながってる」とコメントがつけられていました。
いつまでこうしていたらいいのかと、怒りが沸く時もありますが、やはり待ちたい気持ちが大きいです。
わたしが嫌気がさし、フェイドアウトするのを待ってるのか・・そんなふうに考える時もあります。
一人でいるだけでなにが変わるのか？こんなに時間が経ったら尚更どうでもよくなるんじゃないか？そんな気がして、よしつぐさんの言う「穴ごもり」の意味がいまいちよくわかりません・・。
女にはわからない、男性特有の当然の心理のだとのことで、職場の男性にも聞いてみましたか、彼は「一人でいたってなにもかわらないでしょ。話し合わなきゃ解決しないし、彼がなに考えてるか全然わかんない。」と・・。
男性にそう言われてますます彼の考えてることがわからなくなってしまいました。
けろ様、コメント恋愛相談のご利用ありがとうございます。
結論から言うと、彼は必ず戻ってきます。
安心してください。
た・だ・し、
【あなたが彼に対して抱いているその怒りや不満が消えれば】の話ですが。
あなたはその不満を彼に解消してもらおうと思っているのかもしれませんが、実はそんなあなたの態度こそが、彼を遠ざけている一番の理由です。
ここでちょっとたとえ話をしてみると・・・
彼（男性）が【消防士】で、あなた（女性）が【火事】なのだと思ってみてください。
ここで言う【火】とは、あなた（女性）が感じている【怒りや不満などのネガティブな感情】のことです。
今や彼に対する不満爆発で、あなたの火は凄い勢いで燃え盛っていることでしょう。
彼は消防士ですから、当然、消火活動に当たります。
まだ火が小さいうちは、彼も一生懸命、消火につとめます。（つまり、あなたの怒りや不満を解消し、機嫌がよくなるように頑張ります）
ですが・・・想像してみてください。
もしも、いくら消火しても消火しても火の勢い（女性の怒りや不満）が収まらない、それどころか、放水の仕方（なだめ方）が悪いのか、放水する場所（なだめるポイント）が悪いのか、なぜだかさらに火の勢いが増していってしまう（女性の怒りや不満が大きくなっていってしまう）ような事態にまで発展していたら・・・
もう消防士にできることは【自分の身を守るために逃げること】くらいになってしまいますよね？
火が届かない場所まで逃げて、火の勢いが弱まる（女性の怒りや不満がおさまる）のを待つ。
それ以外、他に何もできないということです。
当然、消防士は凹みます。
使命感の強い消防士ほど、何もできない自分を責めて「俺は無力だ～、消防士（男性）なのに火を消せない（女性を救えない）ダメな男なんだ～」と自分を激しく責めたりもします。（けろさんの彼も今それをやっています）
ですが、一旦火の勢いが弱まって「もう俺の力でも消せそうだぞ！」とわかると、彼は再び火の真っ只中に飛び込んで行ってまた消火活動に当たろうとします。
何しろ消防士、つまりあなたのヒーローですから（笑）
これが・・・今、あなたと彼の間で起きていることの真実です。
つまり、彼が今、何をしているのかというと、
【火が届かない場所まで逃げて（これ以上あなたの機嫌を損ねないように穴にこもって）、火の勢いが弱くなる（あなたの機嫌が少しでも良くなる）のを待っている】のです。
もちろん、本人にそんな自覚はないでしょう。
これは男性特有の無意識的な行動です。
彼はただ「火を消すにはどうしたらいいんだろう？（彼女の機嫌を良くするためにはどうしたらいいんだろう？）」と今もひたすら考えているはずです。
ちなみに、男性にとっての【火】がいつも【女性の怒りや不満】を指す訳ではありません。
男性にとって、【解決すべき問題】こそが【火】なのだと思ってみてください。
という訳で、彼は火が弱くなったら（あなたの怒りや不満が収まってきたら）必ず戻ってきます。
そしてまた一生懸命、消火活動（あなたの怒りや不満を解消すること、つまり、あなたを喜ばせること）に取り組みはじめるでしょう。
ですから、少しでも早く彼に戻ってきて欲しいのなら、
【彼に頼らないであなたの怒りや不満を解消すること】こそが大事だということです。
彼と離れている間にあなたの機嫌がよくなればよくなるほど、彼はそれを察知して素早く戻ってきます。
なぜなら彼もあなたのことが大好きだからです。
ただ、自力ではもうどうやったらこの大火事を消せるのかわからなかっただけなのです。
ちなみに、けろさんの職場の男性のご意見についてですが、おそらくその方にはあなた方の状況がよく見えていません。
火の勢い（彼に対するあなたの怒りや不満）がどれほど凄いのかわかっていないのです。
「一人でいたってなにもかわらないでしょ。話し合わなきゃ解決しないし、彼がなに考えてるか全然わかんない。」
を火事の例に当てはめてみるなら・・・
「火事から逃げてたってなにもかわらないでしょ。消火活動しなくちゃ解決しないし、彼がなに考えてるか全然わかんない。」となります。
確かに、火が小さいうちはその通りでしょう。
が、事態はもうそんなレベルをとっくに通り越しているということです。
という訳で、
【彼に頼らないであなたの怒りや不満を解消すること】
というのを何よりもまず心がけてみてください。
あなたからしてみたら「そもそも彼の不注意で火事が起きた（私は不機嫌になった）のよ、それなのに自力で消せですって！ 本当なら責任をとって彼が消すのが当たり前じゃないの！ 悔し～！ 」とさらに不満が募るかもしれません。
確かに、最初に火を付けてしまったのは彼だったのかもしれません。
ですが、どこが燃えているのか（何が不満だったのか）、それを彼に的確に教えてあげられなかったのは・・・あなたの責任です。
そのことを忘れてはいけません。
彼だけを責め、彼一人に消火活動をさせているから、いつまでたっても火（怒りや不満）が消えないのです。
早く火を消して（怒りや不満を解消して）、あるいは火の勢いを弱めて（怒りや不満を減らして）、彼をあなたの元に呼び戻したいのなら、他の消防士（家族や友人など、つまりあなたと親しい彼以外の人々）をいっぱい呼んでくればいいのです。
つまり【彼以外の人たちの手をもっとたくさん借りて、彼に対するあなたの怒りや不満を解消してください】ということです。
誰が火を着けたかは大した問題ではありません。
彼がまた消化活動に戻ってこれるくらい、あなたのその火の勢い（怒りや不満の勢い）を弱めることこそが今は何よりも大事なのです。
という訳で、彼から連絡が来ようが来まいが、今年のお誕生日はぜひ、彼以外の人たちとお祝いをしてみてください。
もしもあなたが、彼以外の人の手を借りて十分に自分を喜ばせることができたなら、つまり、その溜まりに溜まった怒りや不満を彼以外の人と減らすことができたなら・・・
彼はほどなくあなたの元へと戻ってくることでしょう。
なぜなら、彼はあなたのことが嫌いになった訳ではないからです。
彼が穴にこもってしまったのは、あなたたちの付き合いが長くなったせいではありません。
その間に溜め込んできてしまった、あなたのその怒りや不満の量が、とても彼一人の手には負えなくなってしまったからなのです。
どんなにお付き合いの期間が長かろうと、あなたが怒りや不満を溜めないように心がけていれば、つまり、何か不満なことが起きた時に素直にすぐ彼に助けを求めていたのなら・・・
きっとここまでの大火事にはならなかったことでしょう。
そして彼もこんなに深い穴にこもることはなかったはずなのです。
どうかそのことを忘れないでください。
このたとえ話から、あなたが少しでも何かつかんでもらえたなら幸いです。
よくわからなかったら、記事の本文と合わせて納得いくまで何度でも読んでみてください。
必ずヒントが掴めると思いますよ。
ありがとうございました。
よしつぐ様
お忙しいなか、ご返答いただきありがとうございます。
わたしが感じていたことを言い当てられたようで、ズキッとしました。
そして彼の気持ちを思うと、胸が痛くなります。
元元わたしは「よくも悪くも自分の責任」というスタンスで生きてきましたが、
彼の浮気を知ってからこの一年間は、彼の言動に振り回されてしまい
なんでも彼のせい、彼がこうしてくれないから、彼がこんなことしたから・・
不機嫌になるのも満たされるのも彼氏次第、そんな自分がいやでした。
でも、そのスパイラルから抜けだせず、結果的には彼は自分にはわたしを笑顔にできないと
わたしから離れたくなったのだと思います。
「悪いのは君ではない。俺だ。俺の問題だから。」と言っていました。
とても責任感が強く、なんでも人のせいにはせず、
必ず自分が判断をし、自分が決断をした結果であることにこだわる人ですので
自分の浮気のせいでわたしが取り乱し、感情的になり、不機嫌になり、不安になり・・
それんなわたしを見ているのはつらかったと思ういます。
そんなわたしをみて彼は「こんな風にしてしまったのは俺だから。だから必ず俺がまた笑顔にしたい」と
言ってくれていました。でもわたしは底なし沼のように
何をしてくれても不安になり、何が起きても彼次第・・そんなふうになっていました。
よしつぐさんのおっしゃる通り、彼は「もう俺にはこの火は消せない」と思ったことでしょう。
胸が痛いです・・
彼自身が出てくる気持ちになってくれるまで、わたしは自分で自分の気持ちと向き合いながら
彼がどうこうではなく、自分が気持ちよく楽しんく過ごすことができるようにしてみます。
彼の気持ちがよくわかった気がします。
本当にありがとうございます。
今きっと彼がこの状態です。
一緒に行った旅行先で大ゲンカをし、帰国してからメールの返信がありません。
もう２週間が過ぎ、とても辛いです。
過去の恋愛のお別れの時が喧嘩別れで、私が耐えきれず『別れる！』って言ってしまったのですが、
現在の状況は過去の状況と全く同じに思えて、怖くて怖くて仕方ありません。
ここに書いてある通り、私には待つことしか出来ないので、そうしていますが、
このまま連絡はこないんじゃないか・・・と思ってしまったりで気分が沈む日があり、辛いです。
他愛もないメール（返事不要の）もやっぱりしないほうがいいのでしょうか。。
毎日この記事を読んで耐えています。
本当に心の支えです。ありがとうございます。